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【おもしろ競馬学】美味しい?タマゴカケゴハン
馬名を見て吹き出したのなんて初めてだ。この名前を通したJRAはえらいなあ。
「タマゴカケゴハン」。そう、卵かけご飯である。
美浦の柴崎勇厩舎(きゅうしゃ)に所属する栗毛の3歳牡馬で、1月18日、中山3レースの新馬戦でデビューした。516キロの大型馬で、これなら力の要るダートの1800メートル戦は合っているはずと、16頭立ての7番人気に支持されたのだが、中団から下がって14着に終わってしまった。
血統は、父ビワシンセイキ、母ホクトジョーオー(母の父シンボリルドルフ)。
父のビワシンセイキは33戦10勝という活躍馬で、デビュー戦を芝で勝ったあと、のちにダート路線に転じてG?VのとちぎマロニエCとかきつばた記念を勝ち、GIでもフェブラリーS、東京大賞典、帝王賞でそれぞれ2着という実績を残した。
母のホクトジョーオーは未出走馬だが、近親に公営重賞の東京シティ杯を勝ったウエルテンションが名を連ねるパワーがありそうな血筋。おそらくタマゴカケゴハンも、たたき込まれれば良さが出てくるのではないかと思う。
それにしても、タマゴカケゴハンという名前は、どういういきさつで付いたのだろう。
オーナーがよほどの卵かけご飯好きなのか。
それとも、オーナーのお子さんが卵かけご飯好きの健康優良児で、どうか馬もわが子と同じように健康に育ちますようにと、願いを込めて付けた名前なのだろうか。
あるいは牧場で、この馬が生まれたとき、場長のお子さんが卵かけご飯を食べながら立ち会っていたとか。
興味深いねえ。
ちなみに外国にも卵好きは多く、1898年にはイギリスで「オムレツ」、1953年にはアメリカで「オムレツスフレ」という馬が生まれている。
(競馬コラムニスト、井崎修五郎)