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【おもしろ競馬学】有馬記念「モナ」でもうけた?
有馬記念でシンガリ人気で2着に突っ込んできて大穴をあけたアドマイヤモナーク。これまでGIレースでは【0005】(数字は上から1、2、3、着外の順)という成績で、前走のジャパンCでも12着に敗れていたのだから、14頭立ての14番人気だったのも無理はない。
このアドマイヤモナークのように、「前走で6着以下に敗れていたGI0勝馬」は、グレード制がスタートした1984年以降、有馬記念で【11372】という成績だった。これまでたった2頭だけ、連対した馬がいたことはいたのである。
1頭は2001年のアメリカンボス。もう1頭は07年のマツリダゴッホである。そして両馬には共通項があった。両馬とも有馬記念に57キロで出走したのだが、アメリカンボスはそれより重い58キロでこの年の中山記念を勝っていたし、マツリダゴッホもそれより重い58キロでこの年のオールカマーを勝っていた。
じつは、アドマイヤモナークにもこの実績があったのである。有馬記念で背負う57キロより重い57・5キロで08年のダイヤモンドSを勝っていたのだ。このタイプは、人気薄でも出てきたら要注意ということなのだが、まさか、07年のマツリダゴッホに続いて、2年連続でこのタイプが激走するとはなあ。本当に意表をつかれてしまった。
アドマイヤモナークはこれまで中山芝で、2カ月以上の休み明けで出たケースを除くと、着外なしの【1230】という成績だったから、これに着目して買ったファンがいるかもしれない。また、有馬記念はドリームレースと呼ばれるから、アドマイヤモナークの父がドリームウェルであることに着目して買ったファンもいることだろう。
しかし一番多いのは、08年を騒がせた山本モナにちなんで、アドマイヤ「モナ」ークを買った−というファンかもなあ。(競馬コラムニスト、井崎脩五郎)

