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【井崎修五郎のおもしろ競馬学】18キロ減でもぶっちぎり
このニュースのトピックス:競馬
「体重18キロ減」。これを見たとたん、キャプテントゥーレは消しと思ったのだが、そのキャプテントゥーレに皐月賞を楽勝されてしまった。後続を2馬身半もちぎり捨てる堂々たる逃げ切りである。
1200メートル通過が1分14秒2というスロー。ふつうこれだけペースが遅いと、後続の馬たちも余力を十分に持って最終コーナーを回る。だからスローペースの場合、逃げた馬が後続をちぎり捨てて勝つことはきわめて難しいのだが、2馬身半もちぎってしまったのだから文句なしの強さである。
それにしても、体重がいっぺんに18キロも減ったのにこれだけの強さを見せたのだから、これまでの馬体づくりにはよほど余裕があったということなのか。
昭和50年以降の皐月賞に、10キロ以上の大幅な体重減で出走してきた馬が、昨年までに54頭いる。そしてそれらは皐月賞で、【4、0、4、46】(数字は左から1、2、3着、着外の順)という成績を残している。勝ったのはこの4頭。
年度 体重減
50年カブラヤオー 12キロ減
52年ハードバージ 10キロ減
59年シンボリルドルフ 22キロ減
元年ドクタースパート 16キロ減
とくにカブラヤオー、ハードバージ、シンボリルドルフの3頭は、これだけ体重が減っているのに、後続を1馬身1/4から2馬身半も突き放して皐月賞を勝ったのだから、体重の減少に左右されないしんからの強さを持った馬ということができる。
皐月賞圧勝のキャプテントゥーレは、ダービー有望と思っていたら、なんとその後、左第3手根骨の骨折が判明。全治9カ月とのことでダービーは絶望的。なんとも残念なことである。(競馬コラムニスト)