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皐月賞 突出したSS産駒不在…血統的過渡期?

2008.4.19 22:05
このニュースのトピックス競馬

 今年は牡も牝も3歳クラシック路線は大混戦だといわれる。その言葉どおりに、先週、牝馬クラシック第1戦の桜花賞は3連単700万馬券という大波乱に終わった。

 この混戦を招いている原因のひとつに、大種牡馬サンデーサイレンスの死によって、突出した能力を持つ子供たちがいなくなったことが挙げられている。

 サンデーサイレンスは初めての産駒たちが3歳となった1995年から、クラシックをはじめ、ほとんどのビッグタイトルを独占してきた。そのためGIレースではサンデー産駒対その他の産駒、のようになっていたのだが、この図式、実はそれほど変わっていない。今年の皐月賞に出走する18頭のうち、父方、母方どちらかでサンデーサイレンスの血を引いている馬が13頭もいるのだ。

 世界的に見て、一時代を築いた大種牡馬の多くは代を経るにしたがって影響力が弱まってくる。そうして、まったく思いがけない血統からまた強い影響力を持った種牡馬が現れる。これが、血が濃くなりすぎるのを避けるための自然の摂理なのかもしれない。

 今年の皐月賞。わずかに5頭しかいない非サンデー系産駒だが、その中のマイネルチャールズ、ブラックシェル、ショウナンアルバの3頭が人気を集めそうなのもおもしろい。日本競馬の血統的過渡期が、大混戦という現象になっているのかもしれない。

(柴田章利)

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