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大荒れマツリダ〜!“CKY”ですみません! 有馬記念 (2/4ページ)
頂上決戦を制した中山マイスターには左回り(東京コース)の克服など、課題は多い。しかし、まだまだ伸び盛りの4歳馬。来年は他場のビッグレースだけではなく、海外遠征をも視野に入れている。サンデーサイレンスのラストクロップの牡馬では初のGIウイナー。SS最後の傑作マツリダゴッホの未来は限りなく広がっている。(加藤隆宏)
■マツリダゴッホ 父サンデーサイレンス、母ペイパーレイン、母の父ベルボライド。美浦・国枝栄厩舎所属。鹿毛の牡4歳。北海道静内郡静内町(現・日高郡新ひだか町)岡田スタッドの生産馬で、馬主は高橋文枝氏。戦績は16戦7勝。獲得賞金は3億8886万5000円。重賞はGIIAJCC、GII産経賞オールカマーに続いて3勝目。GI有馬記念は、国枝栄調教師は初勝利。蛯名正義騎手は01年マンハッタンカフェに続いて2勝目。
オーナー&生産者、表彰台に姿なし
表彰台の上にはオーナーも生産者の姿もなかった。土曜日から続いた雨で道悪競馬が予測されていた上に、まだGIでは力不足と判断していたようで、岡田スタッド(北海道静内町)の岡田牧雄場主(55)は「無理、無理ですよ」と笑って、期待を寄せることはなかった。当然、この日は「オーナーが行かれるということだったので…」と自宅でテレビ観戦。「あれっ…まさか」と現実に引き戻されたのは、ダイワスカーレットを抜き去ってマツリダゴッホが先頭に躍り出た時。あとは我に帰って声を振り絞っての「ソレッ、ソレッ!」が続くだけだった。
先代の故・蔚男(しげお)さんから引き継いで23年目にして初めてのGI制覇。「父の時代にはミホランザン(73年)で朝日杯3歳Sのビッグタイトルを頂きましたが、当時はグレード制はなかったですから」。
ゴッホについては「気性が幼く、体型的には脚長。本当なら520キロぐらいあってもいい馬。きょうの12キロ増は成長の証しなんでしょう」と牧場時代から成長した姿を感慨深げに振り返った。

