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大荒れマツリダ〜!“CKY”ですみません! 有馬記念 (1/4ページ)
第52回有馬記念(23日、中山9R、GI、3歳上オープン国際、定量、芝・内2500メートル、1着本賞金1億8000万円=出走15頭)第52回有馬記念は9番人気の伏兵マツリダゴッホが好位から早め先頭で抜け出して優勝。GI初制覇を飾った。1番人気のメイショウサムソンはいつもの行きっぷりがなく8着に惨敗。2着は3歳牝馬のダイワスカーレット、3着はダイワメジャーが入り3連単はGP史上最高の80万880円となった。
あっと驚く結末だ。今年の総決算にはどんでん返しが待っていた。9番人気のマツリダゴッホが西日の射す直線を突き抜ける。メイショウサムソンもウオッカもまるで伸びない。食い下がるダイワスカーレットに1馬身1/4差をつけて、波乱の主役を演じた。
好スタートからさっと先行態勢へ。チョウサン、スカーレットの直後の3番手でチャンスをうかがう。残り400メートルで前を行く2頭の間を抜け出し、4コーナーで先頭に躍り出る。あとは独壇場。伸びあぐねる人気馬を尻目にGPゴールを駆け抜けた。
「ビックリですね」が蛯名正義騎手の第一声。「空気を“読めないヤツ”と野次られっちゃった。“C(超)KY”ですいませんって謝ったよ」と苦笑いだ。事情があったにせよ、オーナー、生産者とも不在。有馬記念では異例の事態がノーマークの伏兵だったことを物語る。
前走の天皇賞・秋(15着)とは比べものにならないほど状態は上がっていた。そして、中山はGII2勝(AJCC、産経賞オールカマー)のホームコースだ。強敵相手でも陣営は望みを捨ててはいなかった。馬場状態(稍重)を考慮し、積極策をとった鞍上の好判断。01年のマンハッタンカフェ以来の勝利に、馬上の蛯名はゴール後にひと差し指を天に向かって突き上げた。
「ジョッキーがロスなく乗ってくれた。若い頃は線が細かったけど、この秋は精神面で落ち着きが出たし、どんどん力もついてきたからね」とグランプリ初制覇の国枝栄調教師は心身の充実を勝因にあげる。12キロ増の498キロはデビュー戦に比べ、30キロも増えている。持って生まれた才能に伴う体力がようやくついてきたのだ。

