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【スポーツ群像】骨折…決勝欠場 女子バスケ・大神は負けない (1/2ページ)
女子バスケットボール・Wリーグのプレーオフ決勝を制したJOMO。スタメンに司令塔、大神雄子(26)の姿はなかった。レギュラーリーグ最終戦で左手首を骨折し出場を断念。大神は「JOMOに入って初めて」ベンチで時間を過ごした。これまで順風満帆だった大神は、コートの外で努力する後輩、支えてくれるファンの存在を初めて身近に感じ、苦しい時間を乗り越えた。(榊輝朗)
◇
先月7日、北九州市で行われたWリーグ最終戦の日本航空戦。シュートを試みた大神は相手と接触して転倒した。左手首に激痛が走った瞬間、大神は祈った。「これからプレーオフがある。折れてるなんていやだ…」
だが、複数の医師か下した診断は最悪だった。ある医師は2カ所の骨折とし、ある医師は骨折3カ所と靭帯(じんたい)損傷の疑いを指摘した。手術時に2カ所の骨折と判明したものの「最初は現実を受け入れられなかった」と大神は話す。
プレーオフに懸けていた。昨年、米プロリーグのWNBAでプレーした理由は昨季の悔しさだ。富士通に全日本総合選手権とWリーグの2冠を許し「何か変えないと」と痛感した。WNBAで出場を重ねてJOMOに戻った今季の目標は自然と「2冠」に。達成目前の離脱だけに落ち込んだ。
そんな日々を変えたのが、コートに立てない後輩たちの姿だった。大神は脚力を落とさない練習をしようと、負傷から数日して柏市内のJOMO体育館に足を運んだ。目にしたのは黙々とランニングマシンと向き合う後輩の姿だった。
「彼女たちは全体練習の1、2時間前に出てきていつも走っていた。試合に出られなくても努力し、試合中は声で盛り上げてくれる。初めてコートに立つ重みがわかった気がしました」と大神。ファンからも何度となく励ましの声をもらった。期待の大きさが身にしみた。前を向き仲間のサポートに徹した。
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