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【東京マラソン連載】(中)土佐礼子 北京へ、渋井との出会い (1/2ページ)
このニュースのトピックス:陸上
1月28日。松山市の海岸沿いにある土佐礼子(32)=三井住友海上=の自宅は、一気ににぎやかになった。チームメートで、25日の大阪国際女子マラソンを制したばかりの渋井陽子(29)が遊びにきたのだ。
休暇中にもかかわらず、自ら望んで練習に付き合ってくれた。「申し訳ないですよね。休みにきてるのに一緒に走ってもらって」。感謝されたというのに、渋井はなぜか口をとがらせている。「寂しいもんですよ。うちらが悲しんでるのに、さっさと帰るんだから」
土佐は昨年末、東京・町田の寮を後にし、故郷へ引っ越した。同僚となって10年。世界を目指し、切磋琢磨(せっさたくま)した「土佐先輩」はもう、そばにいない。レース3日後に松山を訪れたのは、名残惜しさが一番の理由だったのかもしれない。
出会いは13年前にさかのぼる。松山大2年だった土佐は、松山商高の後輩とともに北海道・網走に赴いた。後に所属する三井住友海上(当時三井海上)主催の夏合宿。多くの選手が参加していたが、翌春の入社が決まっているという高校生がひと際目を引いた。練習が終わるとすぐに仲間たちとお祭り騒ぎ。

