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上村愛子 精神面の弱さを克服し世界一
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第2エアを終えた時点で、勝利を確信した。笑顔とガッツポーズでゴールした上村が、来年のバンクーバー五輪制覇をより強く意識できる、意義深い世界選手権初優勝を飾った。
「練習では良くない部分もあったが、自分らしい滑りができた。難しいコースで勝てたらうれしいというのはあったが、すごく気持ちよかった。すべて満足です」
1位通過した予選に続き、決勝でも2位のハイルに2秒近くのスピード差をつけて、他を圧倒。ターン、エアともに全体1位の得点を奪った。今季のW杯では、速度が出てもエアやジャンプ後のランディングが不安定だったり、ターンの得点が出ない試合もあった。今回は大目標の試合で、すべてがかみ合った。なにより大きなプレッシャーを乗り越えたことは、最大の収穫となった。
林辰男フリースタイル部長は「滑りもさることながら、成長したのは精神面」と振り返り、「頭の先からつめの先まで戦っていけ」と滑走直前に激励したヤンネ・ラハテラ・チーフコーチも、技術はもちろんのこと「プレッシャーの中での勝利」を手放しで評価。もちろん、そのことは本人がよくわかっている。
精神面の成長について上村は、「いつも以上に緊張して、大きな大会で勝てなかった。失敗したらどうしよう考えてしまうところがあったが、未熟だったのかな」。以前の自分をこう振り返れるようになった。3度出場した五輪、6度出場した過去の世界選手権では2度の3位が最高だったが、精神面の弱さから脱皮。大舞台で勝てる愛子になった。(堀健二)







