MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

ニュース: スポーツ MLB野球サッカーゴルフ格闘・相撲競馬その他写真RSS feed

【人】常翔啓光学園高ラグビー部監督 杉本誠二郎(すぎもと・せいじろう)さん37歳

2009.1.7 20:08
このニュースのトピックスラグビー
常翔啓光学園監督の杉本誠二郎さん常翔啓光学園監督の杉本誠二郎さん

 勝ちどきをあげる教え子たちを、うれしそうに背伸びをしながら見つめていた。「生徒のこの笑顔が見たかったんです」。かつて常勝軍団と呼ばれたチームも近年は低迷が続き、4大会ぶりの全国制覇。それでも、「今年度は楽しかった思い出ばかり。涙は出ません」。最後まで笑顔がたえなかった。

 知将・記虎敏和前監督からチームを引き継いだのが5年前。前監督が偉大だったからこそ、早く独自色を出すことにこだわった。「今思うと、自分のラグビー観を生徒に押しつけていただけだった」。就任1年目にチームを全国4連覇に導いたものの、翌年は準々決勝敗退。練習法を変えるなど試行錯誤を繰り返したが、最近2年間は全国大会にすら進出できない辛苦を味わった。

 「今までのやり方では結果を出せない」と気づいたとき、今年度の生徒の明るさを目の当たりにした。練習中も笑顔をたやさない。「緊張感がなさすぎる」と感じることもあったが、自然と生徒との日常会話は増えた。自分一人で考えていたメンバー編成も、今季は生徒の意見を取り入れるようになった。合宿中も夜中の2時や3時まで生徒と語り合った。悪ふざけした生徒から呼び捨てされることもあるが、「友達感覚になれたのがうれしい」とほおをゆるめる。

 学校の机の上には、書道の先生に書いてもらった「思いやり・感謝」という言葉を飾っている。啓光学園から校名が変更した節目の年にチームは復活したが、「たまたま今のチームに出会えただけです」と生徒をたたえる。「生徒がスポーツを楽しむことができる環境をつくってあげること。それを指導の柱にしていきたい」。うれし涙を流す生徒などいない。笑顔に包まれながら、何度も宙を舞った。(丸山和郎)

 ■すぎもと・せいじろう 昭和62年に啓光学園高(当時)に入学。大阪体育大を卒業後は日本IBMに就職。平成12年に母校・啓光学園高の教員、ラグビー部コーチとなり、16年に監督に就任した。

このニュースの写真

常翔啓光学園監督の杉本誠二郎さん
選手らに胴上げされる常翔啓光学園監督の杉本誠二郎さん

関連トピックス

[PR]
[PR]
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。