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【高校ラグビー】エース国定が疾走、Vへ牽引 常翔啓光
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「どれだけ息が切れても、体力の限界まで走ると決めていた。優勝しか狙ってなかった」。常翔啓光学園がロイヤルブルーの伝統を取り戻すことを誓った決勝戦は、高校日本代表でもあるWTB国定の独壇場だった。
前半11分に先制トライを挙げた。前半24分にも自陣のゴール前30メートルで相手のパスを奪うと、グラウンドを疾風のごとく駆け抜け、70メートルの独走トライ。50メートル走6秒0の脚力で一気に試合の流れをつかんだ。一時は御所工・御所実に追い上げられたが、後半19分に3本目のトライで引き離す。「百パーセント以上の力が出せた」と振り返った。
脈々と受け継がれてきた啓光の伝統は強固なディフェンスにある。杉本監督もその伝統にこだわってきたが、「近年はどのチームも防御に力を入れている。それだけでは抜け出せない」。今季は防御だけでなく、攻撃力のあるチームへの転換を目指した。その象徴が国定のスピードだった。
今大会の序盤は国定のワンマンプレーが目立ち、指揮官も「1人では勝てない」と怒鳴った。そんなプレーも徐々に解消、この日は「自分の行きたいところまで行け」と指揮官に送り出され、自分を信じてくれた監督のため、チームのために疾走した。
親子3代ラガーメンの国定は明大に進学する。「明日からはまた新たなチームを作っていかないといけない。息をつく暇はないです」と杉本監督。常勝軍団の新たな伝統はこれから始まる。(丸山和郎)
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