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北京五輪で課題浮上 ロンドン五輪はかく戦う (1/4ページ)
アジアで3度目の夏季五輪、北京大会。史上最多の選手・役員576人を派遣した日本選手団はメダル数で金9、銀6、銅11の計26個に終わり、目標とした「金2ケタ、総数で30個以上」を達成できなかった。ただ金3個の1996年アトランタ大会、同5個の2000年シドニー大会と比べて遜色(そんしょく)はない。問題は成績を支えたのが「アテネ組」ということ。その大黒柱たちが抜ける今後が正念場だ。日本オリンピック委員会(JOC)が掲げる16年に東京五輪を開催できた場合に「メダル順位で世界3位」を実現する上で、浮き彫りになった課題を中心に大会を振り返る。(金子昌世)
「金メダル9個のうち7個が(前回に続く)2回目のメダル。世代交代をしっかりしないとロンドンは厳しい」。五輪最終日に行われた日本選手団会見で、上村春樹総監督はこう訴えた。もともとJOCが見込んだ金メダル候補はいずれも「アテネ組」。新戦力は乏しかっただけに、北京後はその反動をまともに受ける。
実際、五輪3大会連続で複数のメダルを獲得した競泳陣には世代交代の波が押し寄せている。2大会連続銅の中村礼子、アテネ金の柴田亜衣らが相次いで引退を表明。連覇で平泳ぎ2冠を果たした北島康介(日本コカ・コーラ)も4年後はいないだろう。上野広治監督は北京五輪代表31人のうち「3分の1ほどのベテラン勢が一気に一線を退いたのでは」と語ったほどだ。団体総合銀の体操男子も中軸の冨田洋之、鹿島丈博が引退。個人総合で銀メダルを獲得し、エースに成長した内村航平(日体大)はいるが、若手育成が課題だ。
柔道も北京後の世代は見えていない。獲得した金メダルは男女計4個。男子は12年ぶりに金2個に終わったばかりか、ロンドンで連覇を狙える100キロ超級の石井慧(国士舘大)がプロに転向。10月の世界ジュニア選手権で男子は1人の優勝者も出せず、若手は人材払底の状況だ。







