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重圧で眠れず、内容にも不満 初優勝にも複雑な織田
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念願の初優勝。しかし目を充血させた織田に笑顔はなかった。「4回転をミスしてしまったし、高橋選手がいないので自分では本当の優勝だと思っていない」。自分のミスと、負傷によるエースの欠場が、喜びの大きさや深みを半減させた。
演技冒頭、果敢に挑戦した4回転ジャンプで着氷に失敗し尻もちをついた。そこからプログラムを組み直し、基礎点が高いトリプルアクセルを予定の2度から3度に増やすなど見事な修正ぶりを見せたが、「今年中に(4回転を)跳びたい」という夢はついえた。
前日のSPで首位に立ったが、そのせいで「緊張から解放されることがなかった」。夜も目がさえ、寝入ったのは夜中の3時。通常9時間の睡眠時間はわずか5時間で「よく眠れなかった」。充血した目の理由は、うれし涙ではなかった。
「スピード不足と4回転は今後の課題」と、冷静に修正点をみつめた。バンクーバー五輪の出場枠がかかる3月の世界選手権では、織田が高橋に代わるエースの重責を担う。日本の屋台骨を支えてこそ、1年後に「本当の優勝」がつかめる。(榊輝朗)
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