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【スポーツ群像】ボロボロになりながらも挑み続ける 陸上・為末大 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:スポーツ群像・深層
「ボロボロになりながらも走れるのは幸せ。行けるところまでやろうと思う」。陸上男子四百メートル障害の為末大(30)=APF=が10月に現役続行を表明した。海外に拠点を移した上で、2012年ロンドン五輪を目指す意向だ。競技生活の集大成として臨んだ北京五輪は故障の影響もあって予選落ち。引退も考えたという。だが、万里の長城やペルーの秘境など海外を“放浪”するうちに、競技への思いがふつふつとこみ上げてきた。「走りたいという気持ちに逆らえなかった」−。
海外を旅しているときに、頭に浮かんできたのは「次(のレース)への改善策ばかり。走ることしかない頭になっていた」。時間がたてば思い出に変わると思っていた北京五輪も一向に思い出にはならなかった。現実を見れば、ひざ、腰などに痛みを抱え、満身創痍(そうい)。「自分は無理をしていまの実力をキープしており、(今後)力が落ちていき、負けてまで続けるのかとも考えた」という。それでも競技への思いがまさった。「苦しい思いは若いころより多いと思う。でも(体の)痛みとの闘いも、陸上が好きだということの一つに入る」と語り、けがと向き合う決心を表現した。
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