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ロンドン五輪 国威発揚型と決別 「私たちの道を行く」
このニュースのトピックス:エネルギー問題
【ロンドン=木村正人】2012年にロンドン五輪を開催する英国は推定200億ポンド(4兆700億円)をかけた北京五輪に対し、「私たちは私たちの道を行く」(ジョウェル英五輪担当相)と国威発揚型との決別を宣言、環境を重視した市民五輪を目指す。
競技会場や選手村の建設を担当するロンドン五輪実行委員会のアーミット会長は産経新聞の取材に、最優先課題として「93億ポンド(1兆8900億円)の予算厳守」を挙げた。当初は34億ポンド(6900億円)を見込んでいたが、3倍近くに膨れ上がったためだ。それでも北京五輪に比べたら半分以下にとどまる。
今大会、英国は史上2番目の金メダルラッシュに沸いたが、ロンドン五輪に向ける納税者の目は厳しい。英紙デーリー・テレグラフの世論調査によると、五輪開催の経済効果を期待するのはわずか10%で、15%が期待できないと答えた。
主要会場となるロンドン市東部のオリンピックパークでは5月にメーンスタジアムの建設が始まった。
アーミット会長は「大会終了後、8万人収容のメーンスタジアムは2万5000人規模に縮小して市民競技場として使う」と述べ、「選手村住宅は売却し、オリンピックパークも欧州最大の公園として開放するなど、五輪施設は市民生活の中で再利用する」と強調した。
バイオ燃料や風力発電を導入、ロンドン五輪では使用電力量の20%を再生可能エネルギーでまかなうという。
1908年のロンドン五輪で英国は断トツの金メダル56個を獲得。今回の中国と同じように「大英帝国」の栄華を謳歌(おうか)した。しかし次回の五輪では国家から市民に重心を移した現代五輪の姿を提示する考えだ。
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