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山崎、25キロ地点で7位 悪夢振り払い入賞目指す 競歩50キロ 

2008.8.22 11:23
このニュースのトピックスワールドスポーツ
男子50キロ競歩 スタートし、トラックを回る山崎勇喜(中央)=国家体育場(共同)男子50キロ競歩 スタートし、トラックを回る山崎勇喜(中央)=国家体育場(共同)

 1年前の悲劇は何度聞かれたか分からない。昨夏、大阪で開かれた世界選手権。30キロ過ぎまでメダル争いに加わる健闘を演じながら、誘導ミスという悪夢に見舞われた。歩くべき1周を残して長居陸上競技場に戻ってきた山崎は“ゴール”した後、その場にへたり込んだ。

 「事件」は大きく報じられ、今まで見向きもされなかった競技に思わぬ形で注目が集まった。これまで一度もなかったほど多数のメールや手紙が寄せられた。

 「前代未聞のことですが、競歩というスポーツを知ってもらえたという意味では、プラスに考えています。誘導員を責めるつもりはありません」。世界選手権では、35キロを過ぎて急激に失速。仮に誘導ミスがなかったとしても入賞はできなかった。山崎は分かっている。

 6日前の20キロ競歩は11位。「出ておいてよかった。次に生かせると思う」。いわば、この日のための下見。レース後、山崎はこう言った。「誘導ミスのことはもう頭にない。50キロで結果を出すことで大阪の影響がないことを見せたい」

 “鳥の巣”がちらちらと視界に入る周回コース。脇目もふらず、前だけを見詰めて山崎は歩いた。25キロ地点で7位。目標にしてきた入賞、そして大阪でたどりつけなかったゴールを目指す。(細井伸彦)

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男子50キロ競歩 スタートし、トラックを回る山崎勇喜(中央)=国家体育場(共同)

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