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上野育ての親…助言が奏功 宇津木麗華さん
念願の金メダルを手にした日本のソフトボール。代表チームの成長を見守った2人の功労者も、万感の思いで表彰式を見守った。
米国の最後の打者が打ち取られると、NHKテレビで決勝戦を解説していたルネサス高崎総監督、宇津木妙子さん(55)は「やったー。うれしいですね。あぁ良かった」と涙声。代表監督だったシドニー、アテネでは金に届かなかっただけに「本当にみんなにありがとうと言いたい。みんなが待った金メダル」と喜びをあらわにした。
その妙子さんにあこがれて中国から日本へ帰化し、両大会に出場したのが、ルネサス高崎監督の宇津木麗華さん(45)だ。
日本で声援を送った麗華さんは、“鬼監督”として知られた師匠の涙について「強い人間ですから普段はなかなか泣かない。よほどうれしかったのでしょう」と推察した。
麗華さんがルネサス高崎で手塩にかけて育てた上野が大車輪の活躍。決勝戦前、麗華さんは「米国は左右の揺さぶりに弱い。4年間2人で頑張ってきたことを思いだせ」と上野に電話したという。
試合では助言通り、左右に投げ分けた上野。連投が実を結んだ弟子の雄姿に、麗華さんは「私の人生で最高の出来事。上野万歳。日本中に勇気を与えてくれた」とたたえた。
妙子さんから麗華さん、麗華さんから上野へ…。師匠から弟子へ託された「金」の夢が、麗華さんの故郷、北京でかなった。
次回ロンドン大会では正式種目から外れることが決まっているソフト。「8年後の五輪で復活できるようなプレーを見せてほしい」。そう願っていた麗華さんは、「こんな素晴らしいスポーツを復帰させなかったら、世の中絶対におかしいですよ」と興奮気味に話した。
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