[PR]
ニュース: スポーツ RSS feed
最後の最後に米投手陣を打ち崩す ソフトボール、上野を支えた打線
金メダルを懸けた駆け引きは開始早々から始まっていた。打線の主軸、3番・山田は一回、1度もバットを振らずに見逃し三振を“選択”した。
「駆け引きでどんな球が来るかを見極めたんです」。四回の2打席目には、決勝点となる本塁打をセンターにたたき込んだ。「(わざと)ドロップを空振りして、次のライズボールを打った」。上野にかかる重圧を和らげた一発は、研究のたまものだった。
爆発力のない打線は「上野頼み」と揶揄(やゆ)されることもしばしば。山田をはじめ野手はその陰口に耐え、最後の舞台に照準を合わせていた。米国の先発オスターマンの武器は、浮き上がるライズボールと落差の大きいドロップ。「上か下かを絞る。それだけのことなんですけどね」と謙遜(けんそん)したが、狙いは的中した。
日本代表の主軸打者として五輪3大会を戦った斎藤氏が2006年12月、代表監督に就任した際に掲げたテーマは「スピード・パワーソフト」。投手頼みを脱却し、結束を高めることを目指してきた。それまでおろそかにされていた相手の分析も徹底した。
三回の先制の場面に、その成果が出た。0−1から狩野を呼び寄せ、三遊間狙いを指示。「米国から(五輪で初めて)3点取ることを目標にやってきた」と斎藤監督。米国の“穴”がどこにあるかは知っていた。
「悲願達成です。私は銀止まりだったけど、選手には金メダルをかけさせてあげたかった」。五輪最後の試合で理想のチームが完成した。
(川越一)
このニュースの写真
関連ニュース
[PR]
[PR]









