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難病を抑え、金メダルを狙う女子陸上選手

2008.8.11 19:10

 【オースティン(テキサス州)=USA TODAY(ディック・パトリック)】サンヤ・リチャーズ選手(23)は過去3年間、陸上女子四百メートルの世界ランキング1位を保ってきた。だが、昨年、原因不明の自己免疫疾患であるべーチェット病と診断されて練習ができず、世界陸上への出場を逃した。

 しかし、病状を抑え、米国代表として北京五輪の四百メートルに出場する。16日に始まる予選、19日の決勝に備え金メダル獲得への思いを強めている。

 「9歳のときから『金メダルを取る』と言い続けてきた」とリチャーズ選手。母親のシャロンさんは最初の強化コーチを務め、現在は代理人、看護師役を務める。父親のアーチーさんはコーチ役から最近は料理番を受け持っている。妹のシャリさんはヘアメークを担当しているという。

 一家挙げての支援態勢はこの16年間続いてきた。ジャマイカ生まれのリチャーズ選手は小さいころから足が速く、能力を磨かせようと一家が米国に移住したのが1997年。2002年からリチャーズ選手だけテキサスに引っ越したが、昨年には家族もテキサスに移ってきたという。

 18歳で大学選手権優勝、米選手権も制した。06年には48秒70の米新記録を出した。

 四百メートルの世界記録は47秒60だが、リチャーズ選手の目標は五輪記録である48秒25。マリー・ジョゼ・ペレク選手(仏)がアトランタ五輪で出した記録だ。リチャーズは五輪で2連覇を果たしたペレク選手のレースをパソコンで何度もチェックした。「シミュレーションでは毎回、私が負けていた。原因はスタートにある。前半の二百でリードしないと勝てない」と分析する。

 今年は7レースに出場、1度も負けていない。「支えてきてくれた家族のために全力で闘う」と金メダルを目指し、決意を新たにしている。

(c) 2008, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.

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