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高度な修正力、因縁の相手8年ぶりに破る 男子バレー全日本
清水の強打で勝利が決まると、選手は五輪出場を決めた世界最終予選と同じく、コート上に輪を作って喜びを爆発させた。前日にストレート負けした強豪ポーランドから8年ぶりの白星。植田辰哉監督も「世界2位になったチームに勝てたのは大きな収穫」とガッツポーズで手応えを表現した。
修正力の光る試合だった。第1セットは相手のフローターサーブで崩され、いきなり5連続失点。だが「全員が反省点をかみしめて取り組めた」と津曲。アタッカー陣の負担を減らすため変更したレシーブフォーメーションが奏功し、石島、越川らの強打が少しずつ決まり始めた。
疲れの見える山本に代わって途中出場した清水も「相手コート奥に打つことを心がけた」と不振を脱却、フルセットに持ち込んだ。最終セットで意地を見せたのが越川。「エースは終盤まで集中力を持て」。指揮官の叱咤(しった)に3連続サービスエースで応え、勝利をたぐり寄せた。
1972年ミュンヘン五輪で世界の頂点に立った日本は、準決勝でポーランドに敗れた76年モントリオール五輪以降、メダルがない。96年アトランタ五輪最終予選で日本の連続出場を途切れさせたのもポーランド。「いいゲームができても最後に負けた相手」(植田監督)からの逆転勝利は、「復活ののろし」と呼んでもいい。(奥村信哉)


