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北京の前哨戦で快勝 バレー全日本女子
北京五輪の前哨戦。ランク下位の出場国で、攻守に適度の骨があるカザフスタンは、日本の肩慣らしに適していた。「考えた通りのパフォーマンス」と柳本晶一監督。例えば9得点の木村は「速さを意識」して、強打のテンポを一拍早めに。球足の長短、球威の強弱をつけるなど気が利いていた。
開幕戦で世界ランク4位の米国が22位のトルコに完敗。といっても主力温存の“駒落ち将棋”で、米国の郎平監督は「大会をトレーニングに使いたい」。好んで水火をくぐる時期ではない。
その点、ホスト国の手前もあり、日本の態度が難しい。「北京で戦うヒント」(柳本監督)をどう拾うか。最終予選で控えに回った35歳、多治見の先発起用は“掘り出し物”狙い。竹下とのコンビを無難にこなし、ヒントの種にはなりそう。
決勝ラウンドを含めて計14試合。パーツの組み替えで可能性を探る一方、時にはアクセルを踏み込む必要もある。さじ加減をどうするか。柳本監督は「ヒントを一つでも多く手に入れたい」。できれば米国同様に少ない投資で−。指揮官の腕の見せ所である。(森田景史)



