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成長した守護神、初の五輪へ バレー全日本女子・佐野優子
リベロ以外のスタメン平均身長が186センチを超えるドミニカ共和国。そんな大型チームを前にしても、159センチの守護神に臆(おく)するところはなかった。「体で当たって、とにかく拾おう」
先行された第1セット、佐野の気迫がいきなり実を結ぶ。10−11から相手の強打を拾ってミスを誘うと、荒木の連続ブロックが生まれ、逆転に成功。マッチポイントでも好守で高橋の強打をおぜん立てするなど、勝負強さが光る。
「相手の攻撃からこっちのコンビにつなげる」。自分の役割を黙々とこなしてきた結果が、4試合を終えて70.79%という脅威のサーブレシーブ成功率。出場チームの全選手の中で唯一70%を超え、調子を上げる攻撃陣を陰から支えている。
アテネ五輪の世界最終予選では、直前に全日本を外される悲哀を味わった。裏方を務めた予選後、飛躍を求めてフランスリーグのRCカンヌに移籍。高さとパワーを備えた欧州勢にもまれて力をつけ、欧州チャンピオンズリーグのベストリベロ賞も獲得した。「床から20〜30センチのボールを拾って点にするのが日本の強さ」という柳本監督の持論も、佐野の存在抜きでは成り立たない。
最終予選の重圧も「4年前は出られなかったので楽しみ」と一蹴(いっしゅう)する強心臓。「もっと正確に上げたい」という向上心を胸に、自身初の五輪出場をかけて韓国戦に挑む。(奥村信哉)

