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日本好発進、ポーランドに3−1 バレー北京五輪世界最終予選 (2/2ページ)
木村、親友の思い込め躍動
大事な初戦で日本がポーランドに快勝。「大きな山を越えた」。柳本晶一監督が安堵(あんど)の表情を浮かべた。
引っ張ったのは木村だった。チーム最多の17得点。勝負の第4セット終盤には強打で22点目を奪うと、次のラリーでは相手センターの速攻を好レシーブし、自らバックアタックを決める。「勝ちたい気持ちをぶつけた」
4年前のアテネ五輪最終予選には、下北沢成徳高3年で出場。「当時は五輪が決まるとか、よく分からずにやっていた。今は日の丸の重みを感じるし、絶対に負けたくない」と力を込める。
強い意志の源に、思いを遂げられなかった親友がいる。高校の1年後輩だった横山友美佳さんが横紋筋肉腫で亡くなったのは4月。享年21歳だった。木村とともに春の高校バレーで活躍し、全日本にも選ばれた身長189センチの逸材の夢は、生まれ故郷の中国で開催される五輪への出場だった。
「彼女の分までという思いはあった」と木村。親友のためにも負けは許されない。サーブで狙われ、相手ブロックに捕まった第3セット、ベンチに下げられても「絶対に取り返そう」と強気で出番を待ったという。
「今まで何かが足りない選手だったが、今回は横山のこともある。今までと違う面を出すだろう」と柳本監督。大きく成長した21歳が、2度目の五輪出場を自らの手でつかみに行く。(奥村信哉)
韓国、ヒヤヒヤ白星
白星発進の韓国だが、格下のプエルトリコに思わぬ苦戦。第3セットを失い、第4セット序盤も3−8とリードされた。田民叮の連続サービスエースなど6連続得点で逆転、何とか奪い取ったが、昨年のW杯を欠場してけがの治療に専念した黄連珠の回復が思わしくない上、W杯で活躍した金軟景や鄭大永らも故障で欠く苦しい布陣。李廷哲監督は「今の構成では(選手交代も)守りを固める選択幅しかない」と嘆いた。
集中欠きミス連発
セット0−2から、オカシオの豪快なバックアタックなどで第3セットを奪取したプエルトリコ。しかし最終セットは集中力を欠いて単純なミスを連発し、地力でまさる韓国に押し切られた。
「重要な初戦なのに、ミスが目立った」と肩を落とすヌニェス監督。モヒカ主将は18日の日本戦に向けて、「集中力を保ち、レシーブやブロックに力を入れたい」と気を引き締めた。
貫禄勝ちに余裕
日本最大のライバルと目されるセルビアは主砲2人が大活躍。身長196センチのブラコチェビッチが19得点、V・プレミアリーグでプレー経験のある194センチのニコリッチが18得点を稼ぎ、カザフスタンに貫禄勝ちした。ドミニカ共和国との次戦に向け、「今日よりいいプレーをしなくては勝利につながらない」と気を引き締めるブラコチェビッチ。テルジッチ監督は「明日勝利すれば、半分近い仕事が終わると思う」と余裕の表情だった。




