ニュース: スポーツ RSS feed
金総書記に聖火リレーのトーチを贈呈 中国政府
【北京=川越一】4月28日に平壌で行われた北京五輪聖火リレーへの協力に対する謝意を示すため、中国政府が北朝鮮の金正日総書記に聖火リレーのトーチを贈っていたことが、7日までに明らかになった。
駐北朝鮮中国大使館の公式ウェブサイトによると、劉暁明・駐北朝鮮中国大使が5日、平壌の万寿台議事堂で金永南・最高人民会議常任委員長と会い、トーチと聖火を運んだチャーター機の模型を託した。
金総書記は今年3月、約1年ぶりに中国大使館を訪問した際、「五輪が北京で開かれることは、アジアと世界の人民の栄誉となる」と述べ、協力を約束。世界各地で聖火リレーに対する妨害行為が続発した中、平壌でのリレーだけは歓迎ムード一色に包まれた。
劉大使は「最も安全かつ順調、熱烈で、最も調和が取れ、最も成功したリレーだった」と北朝鮮側の運営を持ち上げた。北京五輪組織委員会は「他国の首脳にトーチを贈ったという話は聞いていない」としており、極めて異例な措置といえる。
中国紙、北京青年報によると、金総書記は160カ国以上から贈られた贈答品5万点以上を約2万平方メートルの展示館に収蔵している。トーチが同館に展示されるかどうかは不明という。