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伊達、快進撃で若手の刺激に
このニュースのトピックス:テニス
第1セットを先取したのがうそのように、第2セットになると伊達のプレーにミスが目立ち始めた。ショットを次々とネットに引っかける。勝負どころを確実に見極めてきたテニスが消えうせた。
とはいえ、11年のブランクをへて、シングルスで準優勝。奈良くるみと組んだダブルスは優勝。「出来すぎだったと思う」。復帰戦は本人も驚く結果になった。
ハードな大会だった。世界ランクはなく、予選からワイルドカード(主催者推薦枠)で出場し、シングルスとダブルスに最終日まで12試合を戦った。真夏のような日差しの中、シングルスのあとのダブルス決勝は2時間後だった。
元世界ランク4位のテクニックはさびついていなかった。不安視されたスタミナも、昨年8月から午前6時に起床してランニング。同9時から午後5時までコートで練習に明け暮れ、乗り切った。
「日本女子の若手に刺激を与えたい」としてカムバックした。ペアを組んだ奈良が打ち明ける。「伊達さんの勝負強さや動きを見て、いいプレーができた」。大会史上最高の観衆2500人にも感動を与えた。
元女王のマルチナ・ナブラチロワは5年半ぶりに43歳で復帰。3年後には全豪オープンの混合ダブルスを制した。37歳の伊達の次戦は6日からの福岡国際。夢が広がりそうな再挑戦である。(西尾美穂子)


