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聖火リレー 中国本土でスタート 強い政治色 (1/2ページ)
【三亜(中国海南省)=川越一】北京五輪の聖火リレーは4日、中国・海南島最南端のリゾート地、三亜で行われ、中国本土を巡る国内ルートがスタートした。歴代指導者の出身地や世界最高峰エベレスト(中国名・チョモランマ)をルートに組み入れるなど、極めて政治色の強いリレーといえそうだ。
三亜のリレーは4日午前9時40分(日本時間同10時40分)、潮のにおいに包まれた三亜湾の人工島、鳳凰(ほうおう)島からスタートした。2002年ソルトレークシティー五輪スピードスケート・ショートトラックで中国に初の冬季五輪金メダルをもたらした楊揚さんが第1走者を務めた。30・9キロにわたるリレーの最終走者は、俳優のジャッキー・チェンさんが務めた。
香港、マカオはそれぞれ独立したオリンピック委員会を持つことから、国際ルートとして扱われた。そのため三亜が国内ルートの正式な出発地という位置付けとなった。三亜は別名「鳳凰城」と呼ばれる。北京五輪組織委員会が三亜を国内ルートの出発地に選んだ背景には、京劇「鳳還巣」にちなみ、「鳳凰(三亜)」からスタートした聖火が8月8日の開会式で、「鳥の巣(国家体育場)」に帰るといういかにも中国らしい演出がある。
中国らしさという点では、江蘇省揚州市、安徽省績渓県、湖南省韶山市も特筆される。それぞれ、江沢民、胡錦濤、毛沢東といった歴代指導者の出身地で、政治的配慮は隠せない。聖火は各氏の生家の前を通るともいわれている。そして、間もなく行われるとみられるエベレスト登頂、6に予定されるチベット自治区、新彊ウイグル地区のリレーにも、中国側の隠れた意図がうかがえる。



