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【114の金物語(45)】1968年メキシコシティー大会 体操・男子団体総合
体操の男子団体で日本はローマ、東京と五輪を連覇していた。3連覇に挑んだ選手は、31歳の遠藤幸雄のほかは若手ばかり。22歳加藤沢男、20歳の監物永三と塚原光男、そして26歳の加藤武司と25歳の中山彰規。団体メンバーで東京五輪を経験しているのは遠藤だけ。大会前は新旧交代が不安視された。
本番が始まると、そんな不安はどこへやら。規定からライバルのソ連を圧倒。自由演技の最初の種目は日本が苦手のあん馬だったが、監物が9・65、加藤沢が9・55の高得点でソ連にプレッシャーをかける。つり輪、平行棒、床運動、鉄棒では9・70〜80と高得点を連発し、2位ソ連に計4・80の大差をつけて3連覇を成し遂げた。
国際経験の乏しい選手たちの中で、遠藤は「力をつけてきた若手を支援すべき」と若手をリード。3度目の五輪に臨んだベテランの配慮があって、体操ニッポンの実力が発揮された。