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聖火リレー 花と子供が消えた長野で 五輪の心は… (1/2ページ)
このニュースのトピックス:北京五輪
10年前の長野五輪。長野市内の学校では、1校ずつ相手国を決め、国際交流を進める「1校1国運動」が展開された。長野で生まれたこの運動は世界の数々の催しでも実践され、北京五輪でも理念を受け継ぐ活動が行われている。長野では五輪を機に、「もてなしの心」が培われた。
同じ仏教徒が弾圧されたチベット騒乱で善光寺が出発地を辞退し、市内に緊張感が高まっていた20日、長野五輪を記念して始まった10回目の長野マラソンが行われた。沿道の声援は盛んだった。市内の女性は「熱狂した長野五輪以来、現在でもボランティア活動が盛んな土地柄なの」と胸を張った。
10年前の五輪を境に、長野市もやはり不況の波にのみ込まれている。そんな閉塞(へいそく)感が漂う地方都市でゴールデンウイーク初日に国際的なイベントが開かれる。約38万1000人の市民の聖火への期待は高かった。
ところが、10年前の「平和の祭典」とは事情が変わった。コース周辺の学校では「安全を確保したい」と休校が相次いだ。長野五輪と比べ、学校側は正反対の対応をとった。「安全のため」とプランターも片付けられ、聖火に彩りを添える花が街から消えた。
普段は静かな長野の朝だが、26日は「ここはどこの国?」と状況が一変。市内中心部のカラオケ店から早朝、チベット系の一団が出てきた。店が宿泊先だった。コース沿道では、リレー開始の数時間前から中国の赤旗の五星紅旗が沿道を埋め、チベット系の団体を圧倒した。「中日友好」などと掲げてはいるが、日の丸はほとんどなかった。
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