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【明解要解】ラグビー ビッグネーム集まる日本

2008.4.25 08:07
このニュースのトピックスラグビー
リコーの入団会見に臨むラーカム。元豪州代表SOのプレーはファンの注目を集めそうだ=2月13日、東京・銀座のリコー本社リコーの入団会見に臨むラーカム。元豪州代表SOのプレーはファンの注目を集めそうだ=2月13日、東京・銀座のリコー本社

 ■待遇のよさと距離の近さ魅力

 ラグビー・トップリーグ(TL)から下部リーグに降格したリコーに今季、世界屈指の司令塔と称された元豪州代表SOスティーブン・ラーカム(33)が入団する。ラーカムに限らず、日本でプレーする海外のビッグネームは少なくない。W杯6大会で通算1勝1分け18敗という「弱小国」に、なぜ力のある外国人選手が集まるのか。(運動部 奥村信哉)

 ラーカムは1999年のW杯で豪州を優勝に導き、2003年大会も準優勝に貢献。07年大会を最後に代表を退き、リコーと3年契約を結んだ。入団会見では「10年やってきたスタイルを持ち込み、TLに戻る手伝いをしたい」と意気込んだ。

 今季はヤマハ発動機にも元ニュージーランド(NZ)代表主将のFLルーベン・ソーン(33)が新加入。元NZ代表SOトニー・ブラウン(33)=三洋電機、元南アフリカ代表SOヤコ・ファンデルヴェストハイゼン(30)=NEC=は5季目を迎える。

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 主に南半球から有力選手が集まる理由の一つが待遇のよさ。有力企業が支えるTLにあって、主力外国人の年俸は数千万円ともいわれる。あるチームの幹部は「NZでの年収が300万円くらいの選手もいた」。日本協会の徳増浩司・国際委員長は「イングランドとフランスの次にマーケットが大きいのは日本。昨年のW杯8強のアルゼンチン、フィジーには国内リーグもなく、選手の雇用口が不足している」と現状を説明する。

 もう一つの理由は、特にオセアニア地域からの距離が近く、時差も少ないという地理的事情。ラーカムも「10時間くらいで国に戻れるのは大きなメリット」と入団の材料になったことを明かす。また全盛期が過ぎた元代表クラスにとって、強国ではない日本でプレーするのが適している点も見逃せない。

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 ただNZ出身の日本代表FLハレ・マキリ(29)=サニックス=などにみられるように、最近は選手層の厚い母国を離れ、日本からW杯出場を目指す動きも目立ってきた。このためTLは今季から、同時に出場できる外国人枠を2人から3人に増やした。来季は3人のうち1人を、日本代表資格を持つ選手((1)日本で出生(2)両親か祖父母の1人が日本生まれ(3)日本に3年以上継続して居住−のいずれかを満たし、他国代表経験なし)に限定する。有能な外国人の代表入りや、日本人選手の能力アップを促す手段として注目される。

 先日発表されたアジア5カ国対抗に臨む日本代表も、30人中6人が外国人。否定的な意見もあるが、徳増委員長は「NZ代表もフィジーの高校生を『青田買い』するなど多国籍。日本がナーバスなだけ」と指摘する。外国人のパワーは、W杯8強入りを目指す日本代表を大きく後押ししてくれそうだ。

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リコーの入団会見に臨むラーカム。元豪州代表SOのプレーはファンの注目を集めそうだ=2月13日、東京・銀座のリコー本社

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