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【三浦隊同行記】ヤクとアタック隊 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
ディンボチェに結局5泊し、ようやくロブチェへ向かうことになった20日。豪太さんは風邪が治らないため、もう1日ディンボチェに滞在することになりました。
ロブチェまでは6時間程度と聞いていたものの、標高4910メートルへの登りは「かなりしんどいから、他人のペースは気にせずにゆっくり歩くように」といわれ、気構えて出発。最初はゆるやかな平行移動ですが、トゥクラの手前で谷へ降り、流れを横切って登り返します。
ここで、驚くほどの渋滞につかまりました。
トレッカー、ヤクの行列、ポーター…。夏の北アルプスを彷彿とさせるような光景に驚きました。各国のトレッカーのほとんどは観光客です。狭い道で立ち止まって、写真を撮るのに余念がなかったり、景色に大騒ぎして歩き出さなかったり。「エベレストというと別世界のように思うだろうけど、ベースキャンプは(北アルプスの)横尾で、アドバンス・ベースキャンプが涸沢で、みんな奥穂をめざす、みたいなもんだよ」と村口さんが言いました。
昼食休憩に入ろうにも、どのロッジのレストランも人でごった返しています。何とか場所を確保して、「すごいねー」とみんなで言いながら、ふかしたジャガイモとミルクティーで一息。隣のレストラン前では、高山病になった白人女性がガモウバッグに入れられていました。
ここでこんなに渋滞していたら、いったいベースキャンプはどんなことになっているのか? 一抹の不安がよぎりますが、ここで渋滞の原因になっているのはやはり観光客。その先のロブチェにたどり着いてみれば、それほどの状況ではなく、ほっと胸をなでおろしたのでした。

