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若手・中堅層の台頭は収穫 競泳日本選手権総括
競泳の北京五輪代表は、男女八百メートルリレーの派遣が決まったこともあり、アテネ五輪の20人を大きく上回る31人。うち23人を五輪未経験者が占め、2004年アテネ五輪後の課題とされてきた若手・中堅層の台頭がみえたのは収穫。男子平泳ぎの末永雄太、女子バタフライの星奈津美ら、フレッシュな顔ぶれが加わる一方で、北島康介ら、アテネ五輪メダリストもほぼ代表入り。バランスのいい構成になったといえる。
一方で、記録は伸び悩んだ。今大会で更新された日本記録は8個。メダル獲得相当に設定した派遣標準記録Sを突破したのは北島ら4人だけ。今年に入り、昨年8月の記録をもとにした派遣標準記録が参考にならないほど、世界の強豪は記録を伸ばしているだけに、上野広治競泳委員長は「もの足りない状況。日本記録を突破して、代表になってもらいたかった」と厳しい表情をみせる。
日本水連が設定する北京五輪での目標メダル数は「5個以上」。五輪まであと110日。もう一段のレベルアップ、そして、若手の勢いとベテランの経験を調和させた“チーム日本”の結成が求められる。(橋本謙太郎)