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平坦だが安易ではない 五輪テストマラソン・コースの課題
このニュースのトピックス:五輪の中国
あいにくの雨。気温も14度前後と、猛暑が予想される五輪本番とは正反対の天候に、ポイントは路面状況とコース把握に絞られた。それでも「コースが実体験できたことは大きい」と尾方。佐藤も「走ってみてイメージが違ったところがあった」と収穫を口にした。言葉は違うが、ともにポイントに挙げたのは27キロから31キロ付近。北京大と清華大の構内だった。
幅広い車道から大学構内に入ると道は急に狭まり、細かなカーブが続く。尾方が「(構内は)外国勢が好きそうなコース。道が狭くなることでスピード感が出る。しっかり対応しないと置いていかれる」と指摘すれば、佐藤も「あそこで気持ちをしっかり切り替えないといけない」。30キロ前後という位置からも、唯一のアップダウンのある34キロ付近と並び勝負どころになりそうだ。
汚染が指摘される大気については雨で“浄化”されたため、レースでの実体験はお預けとなったが、「着ていたウエアが真っ黒になった」と尾方。さらに道路に多くの水たまりができたことから「道は平らじゃない」ことも目に見える形で明らかになった。道路幅の急激な変化とデコボコの路面。さらに合計で7キロ近くに及ぶ石畳と、アスファルトの路面は硬度が4段階にも分かれているという。五輪本番では高温多湿の天候も加わる。最近では珍しく平坦(へいたん)なコースで行われる北京。だが、決して安易ではない。(金子昌世)