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【風間正人のSports@Biz】五輪ボイコット ベルリン大会を教訓に (1/4ページ)

2008.4.2 21:31
このニュースのトピックス食の安全

 1936年のベルリン五輪はユダヤ人迫害などを理由に開催ボイコットを叫ぶ国際世論にさらされた。ナチスドイツはIOC(国際オリンピック委員会)の視察を受け入れ、周到に人種隔離の現場を隠して開催にこぎつける。

 最も批判的だったのは国内に多数のユダヤ人を抱える米国だった。だが米国には、「スポーツの政治からの独立」を掲げ、後にIOC会長となるブランデージ米五輪委員会会長がいた。当時の欧州には不穏な雲行きが立ちこめ始めていたが、同会長は反対の声を押し切ったとされる。

 開催されたベルリン五輪は規模や運営面のすべてで過去の五輪を大きく上回った。ナチスドイツの威信をかけた準備は、例えばベルリン西の森にあった8万人収容の陸上競技場(第一次大戦のために中止となった16年のベルリン五輪のために造られた)を、わざわざ取り壊して10万人収容の新しい競技場を建設させた一事からも分かる。

 初めてのテレビ中継、初めての国際電話、「前畑(秀子、女子二百メートル平泳ぎ)ガンバレ」のラジオ中継。映像では、女性監督レニ・リーフェンシュタールによる記録映画「民族の祭典」も制作され、五輪報道の環境は一変した。

 アテネから開催地への聖火リレーが始まったのも、このベルリン五輪からである。

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