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【114の金物語(14)】1936年ベルリン大会 水泳・男子200平 葉室鉄夫
競泳男子二百メートル平泳ぎで、1928年アムステルダム、32年ロサンゼルス大会を連覇した鶴田義行に続いて、日本選手3連覇を成し遂げたのは、葉室鉄夫、19歳だった。
この大会から、手のかきはバタフライで足のかきはカエル…という泳法が、平泳ぎとして承認された。ドイツや米国の選手は、この泳法を採用。しかし、葉室は従来の泳法で表彰台の中央に立った。美しく無駄がないフォームの勝利だった。
“勝利の方程式”に競技日程がフィットした。予選から決勝まで3日をかけて行うが、水泳を始めた福岡市の中学修猷館(旧制)時代から3日間の試合に慣れていた。予選で頑張り、準決勝で流し、決勝で好タイムを出すのがパターンだった。
2005年、88歳で亡くなる日の朝もプールにいた。まさに、水の申し子だった。
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