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【人】春高バレー連覇(男子)東亜学園・小磯靖紀監督
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その信念は強豪バレー部の指導者としては異色だ。「自分で覚えたプレーをさせるのが一番。できる子は『1』言えば『10』理解するから」。基本練習を重視する一方、戦術や練習方法に口を出す場面は、ほぼ皆無。素材の持ち味を生かす“和食料理人”のような手法で、男子で史上5校目の春高連覇を達成した。
中学でバレーを始めたが、大学では早々と選手からコーチに転向。昭和61年、教員として入った東亜学園では当初、女子部を指導した。そのうち「こっちを手伝え」と誘ったのが男子の馬橋洋治監督。春、夏の高校総体合わせて4度全国制覇した名将の下、コーチとして経験を重ねた。
その馬橋氏が病に倒れ、平成13年に急逝。後任となったものの、当初は若い監督への不安から有力選手が集まらず、全国大会出場を逃すこともあった。その中で「弱くても一生懸命頑張れる子」を勧誘し、15年の長崎総体で16強入り。「東亜に行けば強くなる」。名声を取り戻し、再び強豪の地位を確立した。
次回は史上3校目の3連覇に挑む。「来年はどうかな」。主力の大半が抜けても、新たな素材を育ててくるはずだ。(奥村信哉)
■こいそ・やすのり 昭和35年、東京都大田区生まれ。区立御園中でバレーを始め、都立南高、青学大を経て、61年から東亜学園コーチ。2001年から監督。昨年は春と高校総体で優勝。現役時代のポジションはライト。担当教科は英語。47歳。

