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優勝候補の足利工大付 窮地救った主将の移動攻撃
このニュースのトピックス:春の高校バレー
前評判の高い足利工大付が石川工に大苦戦した。「気合が入りすぎて空回りした」とセンター奥村航主将(2年)。第1セットをジュースの末に失うと、先行した第2セットも3連続失点で8−7まで追い上げられた。
優勝候補の重圧なのだろう。そんな重圧を吹き飛ばしたのが主将の鮮やかな移動攻撃だった。奥村は「スパイク練習はそれ(移動攻撃)ばかり。全部決めるつもりでいる」と強気だ。セッター鈴木智之(2年)と連日合わせる得意のプレーから4連続得点し一気にセットを奪い返した。第3セットになると、「やっと冷静にいけた」という鈴木智が奥村、菊池裕樹(2年)の両センターを効果的に動かす本来のプレーを取り戻し、石川工をねじ伏せた。
優勝候補としてマークされるのは、あまり経験がない。「気持ちはいいけどプレッシャーになる」とライト平林久典(2年)は打ち明ける。順当なら準々決勝で前回王者の東亜学園とぶつかるが、前山光宏監督は「最近の春高は2勝することもなかったから」とそっけない。19年ぶりの栄冠へ、次は日向学院(宮崎)との2回戦に集中する。(奥村信哉)



