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安藤が異例の曲目変更 4回転も回避か
【イエーテボリ(スウェーデン)=橋本謙太郎】18日に開幕するフィギュアスケートの世界選手権の公式練習が17日、スカンジナービアムで行われ、女子で2連覇を目指す安藤美姫(トヨタ自動車)、初優勝を目指す昨季2位の浅田真央(愛知・中京大中京高)らが、リンクの感触を確かめた。安藤はショートプログラム(SP)の曲を、昨季使用した交響組曲「シェエラザード」に変更。シーズン終盤に来て曲目を変えるのは異例で、大一番で大きな“賭け”に出た。
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極めて異例と言っていい。世界女王の安藤がSPの曲目を変えた。新たに選んだのは、昨季使用した交響組曲「シェエラザード」だった。
今季は、サン・サーンス作曲の「サムソンとデリラ」でここまで戦ってきた。だが、「表現しきれていない。(ジャンプなどの)タイミングも合っていなかった」という迷いから抜けきれなかった。昨年暮れからニコライ・モロゾフコーチと相談していたが、3位に終わった2月の四大陸選手権終了後、決断したという。
女王になった達成感などからモチベーションが上がらないまま、シーズンを迎えた。主要国際大会では自己ベストを20点近く下回る177・66点が最高。2月の四大陸選手権では4回転ジャンプに挑んだが失敗。結果を残せないまま、世界選手権を迎えたことも背景にあるようだ。
2006年トリノ五輪では、荒川静香が、12月の全日本選手権終了後にプログラムを変更し、金メダルを獲得。安藤自身もこの年、ほぼ同時期にフリーの曲を変えている。
だが、演技用にアレンジした曲が届いたのは、数日前。ここまで直前になっての変更は過去、あまり例がない。いわば大きな“賭け”だが、「スムーズにタイミングよく滑れる」。迷いはない。
この日の公式練習でも、痛めている右肩にはテーピングが貼られ、注目の4回転ジャンプも回避する意向。状態は万全ではないが、どこまで巻き返しを図ることができるか。女王のプライドを見せるときである。(橋本謙太郎)





