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武冨監督「ホッとしている」 名古屋国際マラソン
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「どちらかが選ばれるのは間違いない。ホッとしています」
レース後、天満屋の武冨豊監督はひと息ついた。大阪国際2位の森本友と、この日優勝した中村友梨香が五輪代表の最後の1枠を争う。シドニーの山口衛里、アテネの坂本直子に続き、北京にも天満屋から五輪選手を送り込むことが確実となった。
3大会連続の五輪ランナー輩出。この快挙は、武冨監督の手腕によるものが大きい。今回の中村もそうだが、五輪を目指すかどうかは、選考会の2年前に話し合って決める。選手がその気なら、30キロ走などを年間通して組み込み、本番を見据えてじっくりとスタミナを養っていく。「五輪を柱にして考えていますから」。マラソン選手は、レースの数カ月前から距離を踏み始めることが多いが、天満屋ではこの定石は当てはまらない。
さらに、マラソンで実績を積んだ先輩から後輩へ、ノウハウが受け継がれることも大きい。中村は言った。「坂本先輩から、いろいろ教えてもらった。監督や先輩、スタッフのおかげです」
武冨監督は中村について、「スピードがあってタイプ的には山口に近い。でも、マラソン適性では坂本が上」。画一の指導を押しつけるのではなく、選手の個性に応じて練習メニューは変わる。このあたりの見極めもまた見事だ。