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名古屋国際女子マラソン 27位で惨敗の高橋尚子、引退否定
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あまりにも早い脱落だった。8キロ過ぎ。有力選手が牽制(けんせい)し合うスローペースにもついて行けない。足が前に出ず、差は広がっていく。この時点で高橋の「最後の五輪」への挑戦は消えた。
「実戦不足。スピード練習をしていなかったので、速さに対応できなかった。これがいまの実力」。27位でレースを終えた高橋はこう語り、気丈に振る舞った。確かに練習不足は否めない。スピード練習は「400メートルと1000メートルを1回ずつ」という。年齢を重ねるごとに、持久力より、スピードを維持することが課題といわれるだけに、なおさらだ。
なぜか。昨年8月に受けた右ひざ半月板手術からの復帰が遅れた。本格的に練習を再開できたのは今年に入ってから、という。日本陸連の長沼祥吾女子長距離マラソン副部長は「ショックを吸収する半月板がなくても、その分、脚筋力を鍛え、走り方を改善することでパフォーマンスを維持することは可能」と指摘した。
だが、いかんせん時間が足りなかった。手術以来、「あきらめちゃダメ」と自らを叱咤(しった)し、その思いを「伝えたい」と臨んだレースは想像以上に、厳しい結果となった。それでも「次の目標に向かって陸上生活は続けます」。走ることをあきらめるつもりはない。(金子昌世)
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