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高橋、レースは「玉手箱」 名古屋決戦
北京五輪代表選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソン(9日、瑞穂陸上競技場発着)に出場する有力選手が8日、名古屋市内で記者会見し、シドニー五輪金メダルの高橋尚子(ファイテン)が「臨機応変に対応できる柔軟な心で最後まで力を出せるレースをしたい」と笑顔で訴えた。代表入りを果たせば陸上での最年長記録となる39歳の弘山晴美(資生堂)は「(これまで)陸上をやってきたすべてを出したい」と抱負を語った。
残り1枠をかけ、有力選手が集まった最終選考会は混戦模様。現在の心境を高橋は「優勝できるか知りたい。でも結果が出てはじめてやってきたことがよかったか、悪かったかが分かる。その玉手箱を開ける(前の)ワクワクドキドキ感を楽しんでいる」と語った。アテネ五輪後、故障に苦しんできた坂本は「勝ちたいというより、レースを走れることがうれしい」。体調不良で1月の大阪国際からスライドした原裕美子(京セラ)も「気持ちだけは負けないよう最後まで粘って走りたい」と決意を込めた。
順調な調整ぶりを伺わせたのは弘山と大南敬美(トヨタ車体)。「練習はほぼ予定通りにこなせた。出るからには勝ちたいし、笑顔でゴールしたい」と弘山。大南も「この3カ月、いつになく距離も踏めた。最後まであきらめずに粘りたい」と訴えた。
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事実上残り1枠。とはいえ最後の代表切符へのハードルは決して高くない。比較対照となるのは1月の大阪国際で2時間25分34秒で日本人トップの2位だった森本友(天満屋)。今大会で森本の記録を上回り、優勝すれば、代表入りは確実だからだ。さらに名古屋特有の風の影響で記録が多少伸び悩んでもレースを制することができれば、代表入りの可能性は極めて高いとみられる。
ポイントとなる優勝争いだが、今大会は有力な外国選手が不在。日本人同士の争いになることが濃厚で、勝った選手が代表当確という極めてシンプルな条件下で、レースは展開されそうだ。男女代表は10日の日本陸連理事会、評議員会で正式に決定される。(金子昌世)






