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「いつか世界のトップに」 “テニス王子”18歳の錦織圭(にしこり・けい)
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誰も予想しなかった快挙の瞬間は、突然訪れた。17日に米フロリダ州で行われた男子テニスのデルレービーチ国際選手権でツアー初優勝。日本男子のツアー制覇は松岡修造氏以来、16年ぶり史上2人目になる。18歳という若さは驚異的だ。「いまだに信じられない。自分じゃなかったみたい」と、興奮冷めやらぬ口調で振り返った。
早くから将来性を見込まれ、日本テニス協会の盛田正明会長が私財を投じて設けた基金を後ろ盾に、13歳で海を渡った。親元を離れ、アガシ(米国)やシャラポワ(ロシア)ら名選手を輩出した米国の名門アカデミーで英才教育を受けた。英語の習得やホームシックとも戦いながら、テニスに全精力を注いだ。
昨年10月にプロ転向。今年の目標はツアー下部の大会優勝だった。それが一足飛びで偉業を達成し、目標を大幅に上方修正した。世界ランクは244位から131位へ急浮上。4大大会であこがれの全仏オープン出場も視野に入ってきた。
3カ月後のパリで得意とする土のコートを躍動する自分の姿を思い描く。「いつかは世界のトップに立って、全仏で優勝したい」と壮大な夢を語る。
長らく低迷した日本の男子テニス界で一躍脚光を浴びる新鋭に、一部では早くも「テニスの王子様」という呼び名も。日本で「ハンカチ王子」「ハニカミ王子」が流行となったのは知っているが、本人は「王子と呼ばれるのはちょっと嫌だな」と照れくさそうに笑った。島根県出身。














