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響く「ニッポン」コール 錦織、ファンの心もガッチリ
予選から実に8試合目だった。18歳のシンデレラボーイが、初めて頂点に上り詰めた。AP電によると、観客席から響く「ニッポン、ニッポン」のコールを受けながら、錦織は念願のツアー初優勝を「テレビでしか見たことのない選手を相手に勝つことができるなんて…。信じられない。最高の大会になった」と振り返った。
錦織の世界ランキングは244位。12位のブレークを相手にする決勝を控え、前夜は高揚する気持ちを抑えられなかった。「勝つ自分をイメージしようと努力したが、できなかった」。不安は第1セットに表れ、3−6で落とした。
しかし、コート深くに打ち込む得意のストロークがさえを見せ始め、第2セットは5−0と一方的な展開に持ち込んだ。第3セットでも相手の意表を突くショットを織り交ぜ、サービスゲームを2度破って、勝利をたぐり寄せた。
敗れたブレークも「彼には明るい未来がある。この日の勝利はその中の一つになるだろう」と祝福した。18歳の若さでのツアー勝利は、レイトン・ヒューイット(オーストラリア)が1998年に16歳で優勝して以来。プロ転向後、5カ月目で6万8800ドル(約743万円)の優勝賞金も手にした。(共同)