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【音楽の政治学】北京五輪目指す台湾人エンターテナー、周杰倫 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:音楽の政治学
五輪テーマソングの公募にはすでにカナダ人のセリーヌ・ディオンさんら世界のアーティストが応募しており、周さんの曲が採用されるかどうかはわからない。台湾の親中派の間で「新たな中台両岸の架け橋になる」と期待の声も上がる中、当の本人は「選ばれなくても、北京の5月ライブでは歌うよ。ファンのみんなも歌ってくれるかも。ほら、五輪開会式にいるみたいな気分でさ」と屈託がない。
台湾人歌手の大陸での活動をめぐっては、政治の影がつきまとう。かつてテレサ・テン(トウ麗君、故人)さんが中国当局に「精神汚染」のレッテルを張られ、歌声を封じられたのは有名だ。昨今は、台湾域内の独立か統一かという論争を引きずる一方で、巨大市場、中国での活動の成否が芸能生活を大きく左右するようになってきただけに、話は一段と複雑化している。
2000年総統就任式で「中華民国国歌」を歌った女性歌手の張恵妹さんの場合、中国から公演を拒否され、弁明すれば台湾内部から突き上げられた。歴史問題に絡む女性アイドル、楊丞琳(レイニー・ヤン)さんの昨年4月の失言問題も、女性アイドルグループ「S.H.E」のアルバム、「中国話(中国語)」に関する論争も、台湾世論分裂の影響をもろに受けた。
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