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北京五輪 女子マラソン・野口みずき

2008.2.6 17:35
このニュースのトピックス北京五輪・注目日本選手
昨年11月の東京国際女子マラソンに大会新で勝った野口みずき。女子マラソンでは史上初となる連覇への期待が大きい昨年11月の東京国際女子マラソンに大会新で勝った野口みずき。女子マラソンでは史上初となる連覇への期待が大きい

 ■力を信じて

 レースを見守った誰もが「強い」と感じたに違いない。五輪2大会連続出場を確実にした昨年11月の東京国際女子マラソン。これまで多くの選手が苦しんだ終盤の坂を、野口みずきは力強く駆け抜けた。35〜40キロを16分56秒。かつてこの5キロを16分台で走った選手はいない。圧勝でのゴールに、「自分にしかできない練習をしてきたので大丈夫と暗示をかけ、その力を信じて走った」。人懐っこい笑みが浮かんだ。

 日本記録を樹立した05年ベルリン以来、約2年ぶりのマラソン。後半に上り坂がありながら、前半より1分近くも速いペースで走り切ったばかりか、レース勘も鈍ってはいなかった。29キロ過ぎには渋井陽子(三井住友生命)の影が離れたことを確認してペースアップ。36キロ過ぎには「仕掛けないとやばいな、と。体の感覚だった」というスパートでコスゲイ(ケニア)を振り切った。

 東京に向けては合宿先のスイス・サンモリッツで月間1200キロも走り込んだ。2レースを故障で欠場しなければならなかったことを糧に、弱かった左足内転筋を強化するなど、左右のバランスをよくすることに気を配った。

 藤田信之監督は「以前は馬力だけで跳ぶように走っていたが、いまは柔らかくスムーズに走れている」。史上初の女子マラソン五輪連覇に向けて期待が高まる理由だ。

 アテネ同様、北京も酷暑の耐久レースが予想される。「大きく練習方法が変わるとは思っていない」と藤田監督。北京に向けた本格始動は、5月以降の予定だ。そして中国・昆明とサンモリッツでそれぞれ約1カ月間の合宿を行って、北海道での調整を経て、レース5日前に北京入りする青写真を描く。

 野口は「いままで以上の練習をして連覇を目標にしていきます」。決意を込めている。

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昨年11月の東京国際女子マラソンに大会新で勝った野口みずき。女子マラソンでは史上初となる連覇への期待が大きい
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