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「中途半端」が混乱に拍車 ハンドボール問題

2008.1.6 19:53
このニュースのトピックスハンドボール

 「中東の笛」と呼ばれる不可解な判定が相次いだ北京五輪の男女アジア予選について、国際ハンドボール連盟(IHF)が予選のやり直しを求めた問題で、アジア・ハンドボール連盟(AHF)は5日、開催を拒否する結論を出した。両者の対立が表面化する中、日本の関係者からはIHFの指導力不足を指摘する声が上がっている。

 IHFのムスタファ会長はエジプト人。日本ハンドボール協会の市原則之副会長は「中東やアフリカを支持基盤として会長に選出された経緯があり、決断が鈍っているところがある」と嘆く。IHFはやり直し予選の監督責任を持つ一方で、開催地や会期はクウェートの王族が事実上、支配するAHFで決定するよう通達文書で求めた。この「中途半端な提案」(日本協会幹部)が混乱に拍車を掛けた。

 やり直し拒否を決定した5日のAHF常任理事会。メンバーの一員である日本協会の渡辺佳英会長には連絡がなく、クウェート市での会議に出席できなかった。メンバーは中東勢が大勢を占め、渡辺会長は「男子五輪出場権を奪われたクウェートの被害者意識は強く、ムスタファ会長もアラブを刺激しないように気を使いすぎだ」と語る。

 昨年12月のIHF理事会で、男子はやり直し予選に賛成11票、反対4票(アフリカ2、中東2)だった。反旗を翻した形のAHFに対し、IHFがどんな結論を出すのか。市原副会長は「IHFの権威にかかわる問題だ」と力説した。

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