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箱根駅伝 「山上り要員」不可欠
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“戦国駅伝”を象徴するかのように、新興の中央学院大や関東学連選抜が躍進した今回の箱根路。一方で途中棄権した順大、東海大のほか、優勝候補とみられた日体大もシード権を喪失した。勝敗を大きく分けたのが山上りの5区だった。
高低差864メートルの難所は、前々回から最長区間(23・4キロ)となり、選手の力量差がより顕著に表れるようになった。今大会の区間1位と最下位の記録を比較すると、5区は10分54秒差。1分台から6分台の他区間に比べて突出している。
往路優勝を遂げ、総合2位となった早大の渡辺監督は、就任当初から「山を何とかしないと優勝はない」と判断。5区区間賞の駒野は早実高当時から「山上り要員」として目をつけ、強化した選手で、今回は地道な取り組みが結実した。
逆に日体大は過去3年間5区で実績を残した北村を2区に配置換え。代わった久保岡が区間16位とふるわず、7位から14位に転落。悪い流れを復路に引きずった。前回まで今井正人(現トヨタ自動車九州)を擁した順大も、体調が万全ではない小野を起用。仲村監督は「今井と比べるのが間違い」とかばうが、結果的に5区対策が不十分だったといえる。
シード圏外の城西大、国士舘大が計3つの区間賞を獲得したように、各校の選手層が厚みを増す中、平地では大差がつきにくくなった。箱根路を制するには、今後も「山対策」は欠かせない。(奥村信哉)

