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逆転桐蔭、矢のごとし 高校ラグビー
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想像以上の苦戦がフィフティーンをたくましくした。1点を追う桐蔭学園は終了間際の後半27分、10メートルライン付近から高校日本代表のFB仲宗根が相手のギャップをついて縦に突破し、最後はWTB北島が執念のトライ。三たびの逆転劇で4強の座を勝ち取った。
FW陣が圧力を受け、前半に一時は10点リードを許した。「縦の動きをもう少し入れないといけないが、FW戦に時間がかかり、(攻撃の)ポジショニングができなかった」と藤原監督。10点ビハインドは、今チームで初めての経験だった。
逆転して前半を終えたが、後半13分に再逆転され、時計の針が進んでいった。それでも「負ける気持ちは全然なかった」とNO・8の明本。2年前の準決勝、後半ロスタイムのトライで大工大高に逆転勝ちした先輩の姿が3年生には強烈な印象として残っている。「最後まで挑戦する気持ちを教わった」と仲宗根主将。シーソーゲームがその気持ちを呼び起こした。
元日の3回戦で日本航空第二(石川)に快勝したが、ミスを連発。藤原監督は「もう帰る準備をした方がいい」と吐き捨てた。選手は風呂にも入らず、1時間以上も基本プレーを確認した。大差で勝つ試合が多かっただけに、「厳しい試合を経験できたのは大きい」と指揮官。3大会連続の4強入り。地力の増したチームが、先輩の果たせなかった全国制覇に挑戦する。(丸山和郎)