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【新年ハナマルスポーツ】松下電工有利 関学大はスタミナで勝負 アメフト・ライスボウル
アメリカンフットボールの日本選手権・ライスボウルは1月3日、東京ドームでキックオフ。初顔合わせの松下電工と関学大で日本一が争われる。7月のワールドカップ(W杯、川崎市)に8選手が選ばれ、スピード、パワーを兼ね備えた松下電工に、練習量の豊富さで対抗する関学大がいかに戦うか。松下電工が勝てば、3年ぶり3度目、関学大が勝てば6年ぶり2度目の日本一となる。
松下電工の守備の強さは強烈だ。チームからW杯代表に選出された8選手のうち、5選手は守備陣。日本代表主将のDL脇坂、チームの主将の山中、三輪と3選手が守備ライン。さらにLBに東、DBにベテラン野村。まったくスキがない。
強力な攻撃で東地区を制した富士通は、ジャパンXボウルでは、アンバランス隊形から直接RBにボールを渡すなど、変則プレーで電工守備陣を崩しにかかった。しかし電工は動じることなく対応して243ヤードで抑えた。肉体だけでなく、精神的にも強い。
欠点だった攻撃はQB高田が3年目となって、松下電工の色が出てきた。RB石野のラン攻撃に加え、大産大付高、立命大でコンビを組んだWR長谷川の加入で、パス攻撃も飛躍的に改善された。「高田の才能がフルに生かせるチームに変わってきた」と村上監督。日本代表の3人を中心に、着実な前進で得点を重ねる手堅い戦法は学生ではなかなか止められないだろう。
関学大は個々の能力では苦戦を免れない。しかし、社会人と違い毎日の厳しい練習で体力を養った。さらに早出で培ったQB三原とWR陣のコンビネーションを武器に。ウエストコースト・オフェンスのように短いパスをランの代わりに使ってドライブし、スキを見て、エースWR秋山へのロングパスを決めたい。
富士通をしのぐ、多種多様な攻撃パターンを駆使して粘り強いプレーで前進。時間をかけた攻撃をし、少しでも守備の負担を減らす戦いに持っていけるか。
守備は、とにかく全員がタックル。1人がはずされても、2人、3人と、手をゆるめないことだ。週3回の練習の松下電工がへばるのを待つのも大事な作戦だ。「普通に(試合して)負ける気はない」(岡田主将)。現在、東京ドームに合わせて、あえて呼吸を苦しくするためマスクをつけて練習を重ねている。その成果に期待したい。
もう一点、注目したいのは“師弟対決”だ。松下電工の村上監督は関学大出身。主将になった4年生の時、コーチに就任したのが現在の監督、鳥内氏だった。
「夢だった」。社会人20年目にして待ち望んだ母校との対戦を喜ぶ村上監督。同時に「非常にやりづらい」とも。充実した戦力で“出藍の誉れ”となるか−。
(佐伯達郎、太田明広)
【過去の対戦結果】
年 学 生 社会人
1984 京 大 ○29−28● レナウン
85 日 大 ○53−21● レナウン
86 関学大 ●42−45○ レナウン
87 京 大 ○35−34● レナウン
88 京 大 ○42−8● レナウン
89 日 大 ○47−7● レナウン
90 日 大 ○42−14● アサヒビール
91 日 大 ○35−13● 松下電工
92 関学大 ● 6−28○ オンワード
93 京 大 ●20−29○ アサヒビール
94 関学大 ●23−28○ アサヒビール
95 立命大 ●14−16○ 松下電工
96 京 大 ○35−21● 松下電工
97 京 大 ●16−19○ リクルート
98 法 大 ● 0−39○ 鹿島
99 立命大 ●16−30○ リクルート
2000 関学大 ●17−33○ アサヒビール
01 法 大 ●13−52○ アサヒ飲料
02 関学大 ○30−27● アサヒ飲料
03 立命大 ○36−13● オービックシーガルズ
04 立命大 ○28−16● オンワードスカイラークス
05 立命大 ● 7−26○ 松下電工
06 法 大 ●17−47○ オービックシーガルズ
07 法 大 ●29−30○ オンワードスカイラークス
08 関学大 − 松下電工




