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イチロー、今年はレーザービーム
このニュースのトピックス:イチロー
ヤンキースタジアム最後の球宴は、永遠に語り継がれるような展開になった。試合終了は日付が変わって16日の午前1時37分。試合時間は球宴史上最長を1時間9分も更新した。
その長い戦いの中で、イチローのレーザービームが序盤のハイライトになった。四回、カージナルス・プホルスの右翼フェンスに届く打球を処理して二塁へ送球、捕殺を記録した。
「この場所で、ああいう打球がくるのが僕なんだな、と思いました」
打撃でも「全打席で本塁打を狙った」が、安打は第2打席の右前打だけ。第1打席は右飛、第3打席で空振り三振に終わったところで交代。球宴史上初のランニングホームランを放った昨年に続くMVPはならなかったが、「ルースが建てた家」を十分に沸かせた。
「セレモニーの後、(殿堂入りの)みなさんが声をかけてくれてうれしかった」。試合前のセレモニーでは、通算755本塁打のハンク・アーロン氏、2632試合連続出場のカル・リプケン氏ら40人以上の殿堂入りした名選手がグラウンドに登場。あこがれの名手たちに一人ずつ声をかけられた。
しかもハンク・アーロン氏は、記者会見でイチローについて「殿堂入りにふさわしいし、その素質がある」と絶賛。あと2年(メジャーで10年間プレー)で対象選手になる殿堂入りに太鼓判を押した。
「感動した。気持ちよかった」。試合後、イチローは大きな喜びにひたっていた。『聖地』での最後の球宴は、心に深く刻まれるものになった。(湯浅大)
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