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【記者ブログ】ロマンは辛い。けど頑張って…〜野茂のマウンド 清水満

2008.4.18 23:23
このニュースのトピックス清水満のエン・スポ記者ブログ

 ソコにいることは美しい。誇りにさえ思う。まさにロマンである。しかし、最高峰の実力の世界、その様に哀愁が漂っていた。

 野茂がマウンドにいた。ボーッとテレビを見ていたが、思わず目を見開いた。NHK BS1の中継、しかし、野茂の勇姿はソコにはなかった。

 4−4という同点の場面である。相手はシアトル・マリナーズ。まだ中盤にさしかかった4回、ゲームを作るのに十分な大事な場面での登板だった。先発のジョン・ベイル投手が先頭の城島健司にヒットを打たれるとロイヤルズのヒルマン監督は2番手として野茂英雄投手をマウンドへ上げたが…。

 いきなりブルームキスト右翼手の右前に弾かれた。ベタンコート遊撃手の左翼線の2塁打で打たれる。あっさりと勝ち越し点を献上してしまった。さらにこの回もう1点…。イチローとの対決はフォークが外角低めに決まって空振り三振に仕留めたが、続く5回は無死満塁のピンチを招いて降板。ゲームを作るどころか、大敗の原因を作ってしまった。

  外電によるとヒルマン監督はこうだった。

 「野茂の登板から流れが突然、悪くなってしまった…。(野茂の)ボールも高めにいってしまっていたね」

 投手陣の乱調を嘆いていた。投入の誤算は…。しかし、これまで最も近くで、野茂の状態、調子を見ているはずである。大事なシーンで起用したということは、ソレに耐えうるだけの力があると判断しての起用だったはずである。ソレがたまたま出せなかっただけ…と。そうは思えないだろうか。

 メジャー通算12年目。

 「野球が好き、野球をやる自分が好き、ただ、野球がしたいだけ…」

 野茂のこだわり、ロマンであった。3年ぶりのメジャー復帰で見せる野茂のパフォーマンスには、やはり素直に拍手は送りたい。トルネード投法を封印してまでもの“ニュー・バージョン”で、新たな挑戦をしている。目下のところ、かつての面影はない。憂鬱な表情も見えるが、まだ、2試合しか登板していない。

 願わくば、“こんな日もあるさ…”という部類であって欲しい…。

<2008/04/16 17:50>

「清水満」の記者ブログ<清水 満の エン・スポのツボ> http://shimizum.iza.ne.jp/blog/

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